チノちゃん

チノちゃんと旅行

チノちゃんとの温泉旅行。このワードを聞いて、なんだお前!畜生!と、いかがわしい想像をされる方がほとんどだろう。 だが待ってほしい。俺とチノちゃんは何もそんな後ろめたい関係じゃあない。それを証拠に、チノちゃんは神に誓ってまだ純潔のままだ。ほん…

チノちゃんと梅雨

何度目かのチノちゃんとのデートは、あいにくの雨だった 灯台と砂浜を楽しむという企画も、雨天ではうれしくない。仕方なく俺たちは灯台の中にある、お洒落な、俺一人では天地がひっくり返っても入らないようなクレープ屋を屋根にした そこのクレープにはフ…

チノちゃんとパフェ

甘いものが食べたい 何を隠そう、俺はケーキとか、アイスとか、そういった乙女を形作る成分たちが大好きなのだった。そこの貴方、笑うんじゃあない。たしかに俺はいわゆる、弱者男性の代表格って奴だ。その上、最近の漫画の主人公によくある、フェミニンな可…

チノちゃんと散歩

「急でごめんなさい、今日はお暇ですか」 チノちゃんからの連絡は、相変わらず簡素な、しかし失礼すぎず慇懃すぎない文章で送られてきた。俺は、「君のためならどんな予定を押してだって駆けつけるよ」と言ってしまいそうになるのをかろうじて踏みとどまり、…

海とチノちゃん

チノちゃんの青い髪が、渚に揺れた。俺はその瞬間を見逃さず、両の手で枠を作り、現像する事のないカメラで彼女の瞬間を切り取った 夏−俺とチノちゃんは海に来ていた。暑い砂浜は俺たちの目を、皮膚を、髪を容赦なく焼いたが、青い空と海の誘起する開放感は…