百合アニメに竿役を出したら、メチャクチャ顰蹙を買った(雑記 2019年 8/19)

どうも、今日はやくも3回目の更新になります。なすーんです。僕くらいになると、月曜日の日も沈まないうちからブログを3回更新することなんて朝飯前です。仕事が無えから。

 

さて、もう既にタイトルに書いた通り、今回は僕が生来から持ってる、罪深い性癖についてお話しします。

 

僕の性癖、それは、

「百合アニメのキャラに彼氏ができる話を自分で作っては、SNSにあげまくったり、人に聞かせたりしようとする」ことです。

 

 

 

 

はい、この時点でかなりの人が僕のこの記事を閉じたことでしょう。無理もありません。「百合の中に男を混ぜるな」が多くの人の見解であります。そしてそれは確かに正しい。百合という美しい関係性の中に突然小汚い男を混ぜる行為は、高級イタリアンに泥水をぶっかける行為にも等しいと、僕も頭では理解しているのです。

 

 

だが辞められない!!!!!

 

前述したように、僕も「それはしてはいけない、タブーだ」という事が頭では分かっているのです。が、ダメなんですよ。なんていうか、禁忌であるとかないとかそういう事じゃなくて、単純にこの可愛らしいキャラクターに彼氏ができたとしたら、ソイツはどんな人格をもってて、この娘とどんな出会い方をするだろう。そして、出会ったことでこの娘にどんな変化が生まれ、初めて男が欲しいと思った時にどんな貌(かお)をするだろう、ということがメチャクチャ気になるんですね。この文章メチャクチャキモいなあ!!!!!

 

で、気になるから自分で「百合キャラに彼氏ができるエピソード」を作っちゃうだけならまだしも、よせばいいのにその話を人に無理やり聞かせようとするクソみたいな癖を持っているのですよ。普通こういうのは最低限自分の引き出しの中にこっそりしまって楽しむものと相場が決まっているのですが、僕の場合はそうは行かないわけですね。もうエピソードが仕上がった瞬間、新発明をしたエジソンのように舞い上がり、それを人に見せびらかしちゃうんであります。エジソンが実際に発明を見せびらかしたかどうかは知りません。想像で書きました。

 

さて、ここからは、実際僕がどんな風に自分の妄想を垂れ流し、そしてどんな怒られが発生したかを書いていきます。

 

 

それは、友人とのライン通話でのことでした。いつものように深夜にスマホを携えて、かれこれ1時間は会話をしたあたりの出来事。唐突に僕が、これまたよせばいいのに「なあ、俺最近、Aチャンネルのキャラに彼氏ができる話を作っててさ…」と、そのまんま、なんのひねりも無く切り出したのであります。大胆な告白はオタクの特権。

 

Aチャンネル』(エーチャンネル)は、黒田bbによる日本の漫画作品である。Aチャンと略されることもある。芳文社の月刊雑誌『まんがタイムきららキャラット』にて2008年10月号からのゲスト掲載を経て、2008年12月号から連載を開始し、連載中である。(Wikipediaから転載)

 

その中で、俺も友人もトオルというキャラがお気に入り。見てない人に説明すると、トオルというのはAチャンネルの主人公で、小柄な身長と無表情が特徴の、きららには珍しいクールキャラ。幼馴染のるんちゃんの事が大好きで、第1話冒頭から、いきなり彼女につく悪い虫を金属バットをぶん回して追い払ったりします。

 

そんな百合百合しくも美しい友情で結ばれるるんちゃんとトオルの間に、あろうことか僕は男を混ぜます。

 

さて、ここからは、実際に俺がどんな事を言ったのか、思い出せる限り全文ママで書き起こして、読んでいる方をその時の僕の友情と同じような最悪の気分に引き込んであげようと思います。あ、もうこの手の話に飽き飽きしてる方は、どうぞ飛ばして読んでいいですよ。1時間30分くらいかけてこの記事書いてる僕の労力を無視できるものなら。ハイ、用意スタート。

 

電話越しで俺は語り始めた。

 

トオルは、いつものようにるんちゃんにつく悪い虫を牽制していたんだ。元気にバットを振り回して、ふんふん鼻を鳴らしながら。まるで、るんちゃんの騎士(ナイト)気取りでさ。

 

でもある日、強敵が現れるんだ。ソイツは、トオルがどんなにバットで威嚇をしても、めげずにるんちゃんに話しかけてくるんだ。しかも、トオルがブチギレて口から火を吹きながら彼を本気でぶちのめしにかかると、全速力で逃げる。いわゆるヒットアンドアウェイ戦法って奴だな。トオルとその男の子は毎日地獄の追いかけっこをするハメになるってわけ。

 

ところがね。トオルはその男の子を物理的に追いかけ回すうちにさ、ソイツの、本当は気弱だけどめげもせずにるんちゃんに話しかけようとする勇気とか、以外にも男らしい部分とか、ちょっとフェミニンな可愛らしい部分とかが見えてきて、まー要はその男の子に惚れちゃうわけだ。

 

でも、まさかあのトオルがそんな自分の気持ちを素直に認められるはずもなくて、その上その男の子はトオルじゃなくてるんちゃんに用があると来たもんだ。

トオルはますます荒れちゃってさ。一段と激しくバットを振り回して、その男の子をいよいよ鬼の形相で追いかけ回すようになるわけ。

 

そんな日々が日常化した頃、ある日、その男の子が唐突にトオルを人気のない場所に呼び出すんだ。トオルの奴、柄にもなくちょっと期待しながら待ち合わせの体育館裏に行くんだ。でも、現実は残酷でさ、呼び出して開口一番に、男の子はトオルに言うんだ。

 

「俺はるんちゃんに告白しようと思う!君も、手伝ってくれないか!?」

 

その瞬間、全てを察したトオルは、ショックのあまりボロボロと大粒の涙を流すんだ。そして、大泣きしながら男の子を、有り余るパワーでボコボコにするんだ。男の子は、殴られながらメチャクチャに混乱する。なんでトオルさん泣いてるんだ?そんなにるんちゃんを取られるのが嫌なのかな、だとしたら、自分は身を引くべきか。そんなことを考えながら。

 

それから、男の子がるんちゃんにしつこく話しかけに来ることも、トオルが彼を追いかけ回す微笑ましい姿も見れなくなった。トオルは…一見いつも通りだけど、どこか上の空のような、遠い所を見つめてるような、そんな感じになっちまって、みんなを心配させるんだ。そんな折にるんちゃんが、いつものようにトボけた感じで言い出す。「そうだ!私たち3人で遊園地に行こう!」

 

てわけで、トオル、るんちゃん、その男の子の3人が遊園地に集められた。るんちゃんはいつものように天真爛漫なマイペースで2人を振り回すけど、当のトオルと男の子はメチャクチャ気まずそうにしてるんだ。ロクすっぽ口もきけないし、トオルなんかもう完全に無表情になっちゃってるしさ。でも、るんちゃんの自由なテンションに振り回されるうちに、或いは遊園地の豊富なアトラクションを楽しむうちに、次第にわだかまりが解けてきてさ、パレイドが始まる頃には、2人もちょっとは仲直りできたってわけ。

 

時間ももういい頃だ。夕日が落ちる中、るんちゃんは言うんだ。「今日は楽しかったねー」

 

2人とも頷く。そして、計ってか計らずか、こういう場をセッティングしてくれたるんちゃんに、感謝をするんだ。でね、るんちゃんは沈みゆく太陽の逆光の中、トオルと男の子に向かってこう言うんだ。

 

「次はきっと、2人で行っておいでよ!」

 

 

 

 

メチャクチャ赤くなるトオル、そしてるんちゃんの言葉によって、あの時のトオルの涙の意味に気づいた男の子。彼もトオル同様赤くなっている。びっくらこいてる2人を差し置いて、るんちゃんは男の子に向かってさらに続ける。「じゃ!トオルのことを頼みます!」

 

そして、頭の上に敬礼をビシッとキメると、一目散に人混みに紛れて帰宅してしまうんだ。後には、夕焼けの中に残された出来立てホヤホヤのカップルがひと組。

 

さあ、話の続きは、2人にまかせよう。トオルのことだ。きっとこれからも彼のことを殴るだろうし、素直に気持ちを伝えることなんて出来やしないさ。けど、意外と彼女の初恋は、なる様になるんじゃないかな」

 

 

 

 

あの、これ今数えたら僕の妄想劇場の部分だけで1300字あったんですが、もしバカ真面目に読んでる方が居たら教えてほしいです。今どんな気持ちですか?

 

多分、アニメも遠い昔に終わってファンもそんなには居なくなった百合作品の、しかもその中のキャラに男ができる話なんて、10万人居て1人に需要があれば奇跡みたいな感じだと思うのですが、どうなんでしょうね。書いてるこちらはメチャクチャ楽しかったですか、読んでる人は苦痛の極みだったんじゃないかと思います。

 

因みにこの話、文字に起こすに際して後から修正は入れてますが、大筋は全て即興で作りました。なにかの病気ですかね。

 

はい、ようやく本題に戻りますが、この話を友人に30分はぶっ続けでした所、彼はブチギレて完全に無言になりました。ごめんな。

 

 

 

 

はい、以上でこのゴミみたいな記事は終わりになります。そもそも何でこんな記事を書いてしまったかと言うと、SNSの方に「なすーんブログ面白いし読み応えあるから、もっとジェネラルな話題を書いてほしい」という有難いお言葉を頂いたため、

 

よし!じゃあ全人類が課題としている、百合に男が混じる話でも書くか!となった訳でございます。

 

いったいどこら辺がジェネラルなのか理解に苦しみますが、僕みたいなオタクにとっては一般的な話だったんです。はい。この記事そろそろヤバいな。はい!終わり終わり!閉廷!