チノちゃんと散歩2

暑い季節は続く。 陽の光は天の寛大さを感じるまでに強く、地上のあらゆるものに明度を与えていた。 そんな中、俺とチノちゃんは次の街を目指して、もう1時間半は歩いていた。当然二人とも汗びっしょりで、限界といった面持ちをしていた。 なぜこんなことに…

僕のガイジ行動まとめ(4/1〜8/14)

なすーんと申します。暑いですね 最近、恋姫無双という三国志のキャラを全員女の子にしたエロゲをやってるんですが、もうかれこれ10時間近くプレイしているのに中々エッチシーンに到達しません。早く鈴々と臥所を共にしたいです。最近の悩みはそれくらいです…

チノちゃんと旅行

チノちゃんとの温泉旅行。このワードを聞いて、なんだお前!畜生!と、いかがわしい想像をされる方がほとんどだろう。 だが待ってほしい。俺とチノちゃんは何もそんな後ろめたい関係じゃあない。それを証拠に、チノちゃんは神に誓ってまだ純潔のままだ。ほん…

チノちゃんと梅雨

何度目かのチノちゃんとのデートは、あいにくの雨だった 灯台と砂浜を楽しむという企画も、雨天ではうれしくない。仕方なく俺たちは灯台の中にある、お洒落な、俺一人では天地がひっくり返っても入らないようなクレープ屋を屋根にした そこのクレープにはフ…

チノちゃんとパフェ

甘いものが食べたい 何を隠そう、俺はケーキとか、アイスとか、そういった乙女を形作る成分たちが大好きなのだった。そこの貴方、笑うんじゃあない。たしかに俺はいわゆる、弱者男性の代表格って奴だ。その上、最近の漫画の主人公によくある、フェミニンな可…

日記 2019 5/21

日記 鬱って奴は唐突に、無遠慮に、俺の住処の門戸を叩いた。「よう、兄弟。調子はどうだ」ニヤニヤしながら奴は言った。ふざけるな、俺はお前なんかと兄弟になった覚えは無い。そう言いたかったが、既に時は遅く、俺の体はふらふらと地に崩れ落ち、それから…

チノちゃんと散歩

「急でごめんなさい、今日はお暇ですか」 チノちゃんからの連絡は、相変わらず簡素な、しかし失礼すぎず慇懃すぎない文章で送られてきた。俺は、「君のためならどんな予定を押してだって駆けつけるよ」と言ってしまいそうになるのをかろうじて踏みとどまり、…

日記 2019 8/9

日記 思いつきで出かけた等々力渓谷公園は、確かに見晴らしが良く、中を流れる川のせせらぎ、あちこちに這い回る蜘蛛の巣のアートの彩りが相まって、夏の暑い時期に行くには持って来いだった。しかし、いかんせん公園としての規模が小さく、10分もしないで端…

海とチノちゃん

チノちゃんの青い髪が、渚に揺れた。俺はその瞬間を見逃さず、両の手で枠を作り、現像する事のないカメラで彼女の瞬間を切り取った 夏−俺とチノちゃんは海に来ていた。暑い砂浜は俺たちの目を、皮膚を、髪を容赦なく焼いたが、青い空と海の誘起する開放感は…

キモオタの僕がブログを勧められた

貴方が持つ、「オタクといえども、何だかんだ人生楽しんでるんでしょ?」というイメージは、8割方正しい。種々いるオタク達がライブやら握手会やらの様々なレジャーをアクティブにこなすその姿は、ある意味での頼もしさを感じさせる。彼らはきっと友人にも恵…